内容

content

Content of article

前回の記事では、ムスリムが豚肉と豚製品を避ける主な理由について述べました。つまり、神がそれを禁じたからです。人類だけでなく、他に存在する全ての創造主として、神は何が私たちにとって良いものなのかをご存知であり、神は私たちが賢い選択をするための導きを遣わされました。丁度、誤ったプログラミングによってコンピューターが正しく作動しないのと同じように、人間も正しい栄養状態になければ、活動出来ないのです。イスラームは精神・感情・身体的健康の相互作用を認識している包括的な宗教です。人が飲食するものは、健康で幸福な状態への直接的な影響を及ぼします。

ウイルス学者たちは長きに渡り、豚がインフルエンザの理想的な温床であることを認識しており、豚インフルエンザという最新の脅威が豚を発祥としたことには何の不思議もないのです。細菌学と免疫学の権威であるグレアム・バージェスは述べます。「一般的に鶏で成長するウイルスは豚でも成長することが可能であり、人間で成長するものは豚でも成長することが出来るのです。それゆえ、我々は豚がウイルスのるつぼであり、現実に新たなウイルスを生み出す役割を担う可能性があると見なしています。」

豚は寄生虫、バクテリア、そしてウイルスを媒介することで知られています。嚢虫症とは、豚の条虫である有鉤嚢虫によって引き起こされる感染症です。条虫の幼虫が人体に入り、嚢胞を形成させることによって感染が生じます。有鉤嚢虫が脳内に達してそこに嚢胞をつくると、その症状は神経嚢虫症と呼ばれます。豚に寄生する条虫は世界中で見出されますが、それは豚が放し飼いにされて自由に歩き回り、人糞を食べる貧困国・途上国において最も問題になります。この感染症は近代的な先進国においても発生することがありますが、アメリカ疾病予防管理センターは、豚の食用が禁じられているムスリム諸国では非常に稀であると報告しています。

旋毛虫症とは、旋毛虫という線虫の幼虫に感染した肉を、生もしくは生煮えのままで食することによって引き起こされます。感染は野生の肉食動物において最も頻繁に起こりますが、家畜の豚にも発生することがあります。アメリカ疾病予防管理センターは、伝染性の旋毛虫の嚢胞を含む食肉を人が食べた場合、胃液が嚢胞の殻を溶かし、旋毛虫を開放することを警告しています。

旋毛虫は小腸を通過し、1〜2日以内に成虫となります。生殖活動の後、成虫の雌は卵を産み付けます。それらの卵は孵化して幼虫となり、動脈内を移動し、筋肉の繊維内で被嚢を形成(つまりカプセル状に変化)します。この被嚢状の旋毛虫が含まれる肉が消費されることによって感染が起きます。生の豚肉を食べることの危険性が認識されるようになって、また豚への生ごみの肉の餌付けを禁止する条例が出来てから、旋毛虫症の症例は世界中で急減しました

豚は雑食性の動物であり、植物と動物の双方を食べますが、昆虫の死骸、ミミズ、樹皮、腐敗した死肉、生ごみを食べるのはもちろん、共食いをすることもあります。豚には汗腺が非常に少ないため、体内の毒素を完全に排泄することが出来ません。農場における慣行が人体への感染に直接影響を及ぼしているという新たな証拠も出ています。

一般的に、豚は多くの近代的な農場において、悪臭の漂う小さな空間に閉じ込められています。また研究によると、豚はたびたび抗生物質に耐性のある黄色ブドウ球菌を媒介しています。薬剤への抵抗力を備えたこれらのバクテリアは私たちの食卓に並び始めており、米国における最新の研究によると、49%の豚と45%の豚農家が、18,000人もの米国市民の生命を毎年犠牲にするこのバクテリアを宿主としているのです

 “かれがあなたがたに、(食べることを)禁じられるものは、死肉、血、豚肉・・・である。”

(クルアーン2:173)

 “それは不浄である”

(クルアーン6:145)

ムスリムが豚肉を食べること、そして豚製品を避けるのは、神によってそれが禁じられたからです。しかしながら、豚の生態の仕組みを少しでも調査すると、それが実際に不浄な動物であることが明らかになります。健康的かつ自然的、そして純粋な食品の消費に興味のある人々は、豚肉と豚製品を控えることに余念ないのです。

脚注:

  1. 豪州クイーンズランドのジェームズクック大学教授。(http://www.abc.net.au/news/stories/2009/04/27/2554021.htm)
  2. http://www.cdc.gov/ncidod/dpd/...
  3. http://www.cdc.gov/ncidod/dpd/...
  4. http://www.scientificamerican....http://www.scientificamerican....



コメント